Goal seek prompt っぽいものを試してみた



で、早速ゴールシークプロンプトを試してみた。
感想としては、ゴールシークプロンプトというのはプロンプトを作るフローをある種の型にすることで、自分が求めたい答えが曖昧なところから出発しても求めたいものが自然に導き出されるようなフローの一つということだと理解した。
ただし、下記を見てもらえればわかるけど結局初手で出てくる答えというのはいわゆる「教科書的」なものなので、ここから掘り下げていく能力が自分の中に無いと得られる成果はそれほどでもないかもしれない。
あるいは、永遠にこのステップを細かく繰り返してとにかくネタを色々出してもらうみたいな使い方がいいのかもしれない。
いずれにせよ、僕個人としては「いかに自分の能力を超えたとこにある答えをGPTに拾ってきてもらうか」がAIの使いこなしで結構大事かなと思っているんだけど、それを実現する上でプロンプトの設計・型化が結構効きそうというのと、自分が思っている以上にグチャグチャなテキストをぶつけてもGPTが回答してくれるのは収穫だった(この辺は前記事に貼ったYouTubeのリンクを参考にしてほしい)
いい感じの型をどんどん見つけていきたいなー。
ビジネスっぽいのは他の人が色々やってくれそうなので、その結果をどうやってプロダクトを開発するのに役立てていくかがテーマかも。
以下、GPTとのやりとりをほぼそのままコピペします。
markdownをHTMLに変換するライブラリを使いこなせていなく(というか、機能としてないのかな?)、表がそのまま出ちゃってるけどご容赦を。
本当はテーブルで表示されてます。色々みづらいので後でなおそ。。
Me
今から下記の「ゴールシークフロー」に従って、一緒に質問の答えを探していきたいと思います。
- 私から曖昧なゴールを設定します
- 曖昧なゴールから、具体的なゴールを設定するための手順と変数を回答してください
- 回答いただいたものに具体的なフィードバックをします
- 2から3を繰り返して、具体的なゴールを設定します
- 具体的なゴールから得られた成果物を提示してください
また、2のステップでは下記のテーブル形式で回答してください。
(最初の一行に当たるものはサンプルです)
|ステップ|処理の手順・内容|結果|変数|値|
|--|--|--|--|--|
|1|テーマの設定|問いに対するテーマが設定される|theme|地球温暖化|
理解できたら、OKと答えてください
GPT4
OKです。始めましょう。曖昧なゴールを設定してください。
Me
曖昧なゴールは「小売店のブランド構築について」です
GPT4
小売店のブランド構築についての具体的なゴールを設定するために、以下の手順と変数を提案します。
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 変数 | 値 |
---|---|---|---|---|
1 | 目的の明確化 | 小売店のブランド構築の目的が明確になる | purpose | - |
2 | ターゲット市場の特定 | 小売店が取り組むべきターゲット市場が特定される | target_market | - |
3 | ブランドの基本要素の設定 | ブランドのビジョン、ミッション、価値観が設定される | brand_elements | - |
4 | ブランドのデザイン要素の決定 | ロゴ、カラー、フォント、パッケージなどのデザイン要素が決定される | design_elements | - |
5 | ブランドのコミュニケーション戦略の策定 | 小売店のブランドを伝えるためのマーケティング活動が計画される | communication_strategy | - |
6 | ブランドの評価とフィードバック | ブランド構築活動の効果を評価し、改善点を特定する | evaluation_and_feedback | - |
フィードバックをお願いします。
Me
ありがとうございます。1の「目的の明確化」を同様のフォーマットでさらに細分化できますか?
GPT4
もちろんです。1の「目的の明確化」をさらに細分化して、以下のように提案します。
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果変数 | 値 |
---|---|---|---|
1.1 | 競合分析 | 競合他社のブランド戦略や強み・弱みを理解するcompetitor_analysis | - |
1.2 | 自社の強み・弱み分析 | 自社の強み・弱みを明確にするSWOT_analysis | - |
1.3 | ブランド目標の設定 | 達成すべき具体的なブランド目標を設定するbrand_objectives | - |
1.4 | 成功指標の設定 | ブランド構築の成功を測るための指標を決定するsuccess_metrics | - |
この細分化に対するフィードバックをお願いします。
Me
ありがとうございます。問題なさそうです。同様に、先ほどの1から6までのステップを細分化して、一覧表で出力してもらえますか?
GPT4
もちろんです。1から6までのステップを細分化し、一覧表で表示します。
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 変数 | 値 |
---|---|---|---|---|
1.1 | 競合分析 | 競合他社のブランド戦略や強み・弱みを理解する | competitor_analysis | - |
1.2 | 自社の強み・弱み分析 | 自社の強み・弱みを明確にする | SWOT_analysis | - |
1.3 | ブランド目標の設定 | 達成すべき具体的なブランド目標を設定する | brand_objectives | - |
1.4 | 成功指標の設定 | ブランド構築の成功を測るための指標を決定する | success_metrics | - |
2.1 | 市場調査 | ターゲット市場のニーズや機会を把握する | market_research | - |
2.2 | ターゲットオーディエンスの特定 | ブランドが訴求すべき顧客層を特定する | target_audience | - |
3.1 | ビジョンの設定 | 小売店の長期的な目標を設定する | vision | - |
3.2 | ミッションの設定 | 小売店が果たすべき使命を設定する | mission | - |
3.3 | 価値観の設定 | ブランドが大切にする価値観を設定する | values | - |
4.1 | ロゴのデザイン | ブランドの象徴となるロゴをデザインする | logo_design | - |
4.2 | カラースキームの選定 | ブランドカラーを決定する | color_scheme | - |
4.3 | フォントの選定 | ブランドで使用するフォントを選定する | font_selection | - |
4.4 | パッケージデザイン | 商品のパッケージデザインを決定する | package_design | - |
5.1 | コミュニケーションチャネルの選定 | ブランドメッセージを伝えるチャネルを選定する | communication_channels | - |
5.2 | プロモーション戦略の策定 | ブランド認知度向上のためのプロモーション戦略を策定する | promotion_strategy | - |
5.3 | PR戦略の策定 | メディアやインフルエンサーを通じたブランド露出戦略を策定する | PR_strategy | - |
6.1 | ブランドの評価 | ブランド構築活動の成果を評価する | evaluation_method | - |
Me
続けて
GPT4
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 変数 | 値 |
---|---|---|---|---|
6.2 | 顧客フィードバックの収集 | 顧客からのフィードバックを収集し、改善点を特定する | customer_feedback | - |
6.3 | 成功指標の追跡 | 設定した成功指標に基づいて、ブランド構築の進捗を追跡する | tracking_success_metrics | - |
6.4 | 定期的な戦略見直し | 定期的にブランド構築戦略を見直し、必要に応じて改善・最適化を行う | strategy_review | - |
これで、1から6までのステップが細分化された一覧表が完成しました。ご確認ください。
Me
ありがとうございます。今回は、小売店を「15坪程度の自家焙煎コーヒー店」とします。
この時、いただいた表に値を設定し、値を設定した理由を同様に入れて出力してください。
また、「変数」列は不要になりました。
従って、下記のような表で出力して欲しいです。
|ステップ|処理の手順・内容|結果|値|値の設定理由|
|--|--|--|--|--|
準備ができたらOKと答えてください
GPT4
OKです。15坪程度の自家焙煎コーヒー店に焦点を当てた表を作成します。
Me
では出力をお願いします。
GPT4
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 値 | 値の設定理由 |
---|---|---|---|---|
1.1 | 競合分析 | 近隣のコーヒー店のブランド戦略や強み・弱みを理解する | 近隣の3つのコーヒー店 | エリア内で競合する店舗を把握するため |
1.2 | 自社の強み・弱み分析 | 自家焙煎コーヒー店の強み・弱みを明確にする | 焙煎品質の強み、店舗規模の弱み | 自社の特徴を理解するため |
1.3 | ブランド目標の設定 | 達成すべき具体的なブランド目標を設定する | 地域で最も愛される自家焙煎コーヒー店になる | ブランド成長を目指すため |
1.4 | 成功指標の設定 | ブランド構築の成功を測るための指標を決定する | 顧客満足度、リピート率、売上 | ブランド構築の成果を評価するため |
2.1 | 市場調査 | ターゲット市場のニーズや機会を把握する | 近隣住民と企業 | 地域内の市場を理解するため |
2.2 | ターゲットオーディエンスの特定 ブランドが訴求すべき顧客層を特定する | 25 | 45歳のコーヒー愛好家 | 消費者の趣向に合わせるため |
3.1 | ビジョンの設定 | 自家焙煎コーヒー店の長期的な目標を設定する | 自家焙煎コーヒーの魅力を広める | ブランドの将来像を描くため |
3.2 | ミッションの設定 | 自家焙煎コーヒー店が果たすべき使命を設定する | お客様に最高のコーヒー体験を提供する | ブランドの目的を明確にするため |
3.3 | 価値観の設定 | ブランドが大切にする価値観を設定する | 品質、おもてなし、持続可能性 | ブランドの根幹となる価値を示すため |
4.1 | ロゴのデザイン | ブランドの象徴となるロゴをデザインする | コーヒー豆と炎を組み合わせたデ |
Me
再度ヘッダを出力し、4.1の最初から続けてください
GPT4
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 値 | 値の設定理由 |
---|---|---|---|---|
4.1 | ロゴのデザイン | ブランドの象徴となるロゴをデザインする | コーヒー豆と炎を組み合わせたデザイン | 焙煎の特徴を表現するため |
4.2 | カラースキームの選定 | ブランドカラーを決定する | 茶色と暖かみのあるオレンジ | コーヒーと焙煎の雰囲気を反映するため |
4.3 | フォントの選定 | ブランドで使用するフォントを選定する | 手書き風のフォント | 温かみのある雰囲気を演出するため |
4.4 | パッケージデザイン | 商品のパッケージデザインを決定する | エコフレンドリーな素材とシンプルなデザイン | 持続可能性とブランド価値を反映するため |
5.1 | コミュニケーションチャネルの選定 | ブランドメッセージを伝えるチャネルを選定する | SNS、メールマーケティング、イベント | ターゲットオーディエンスとの繋がりを強化するため |
5.2 | プロモーション戦略の策定 | ブランド認知度向上のためのプロモーション戦略を策定する | 割引クーポン、新商品発表、コラボレーション | 顧客を惹きつけ、リピート購入を促すため |
5.3 | PR戦略の策定 | メディアやインフルエンサーを通じたブランド露出戦略を策定する | 地元メディア、インフルエンサーコラボ、口コミ | ブランドの認知度を広げるため |
6.1 | ブランドの評価 | ブランド構築活動の成果を評価する | 顧客満足度調査、売上分析 | ブランド構築の効果を確認するため |
6.2 | 顧客フィードバックの収集 | 顧客からのフィードバックを収集し、改善点を特定する | SNS、アンケート、口コミ | 顧客の意見を取り入れ、サービス向上を図るため |
6.3 | 成功指標の追跡 | 設定 |
Me
再度ヘッダを出力し、6.3の最初から続けてください
GPT4
ステップ | 処理の手順・内容 | 結果 | 値 | 値の設定理由 |
---|---|---|---|---|
6.3 | 成功指標の追跡 | 設定した成功指標に基づいて、ブランド構築の進捗を追跡する | 月次売上報告、顧客満足度調査結果 | ブランド構築活動の効果を定期的に確認するため |
6.4 | 定期的な戦略見直し | 定期的にブランド構築戦略を見直し、必要に応じて改善・最適化を行う | 四半期ごとの戦略見直し | 戦略の効果を最大化し、変化に対応するため |
こちらが6.3以降の表の内容です。ご確認ください。